透明感の演出にラベンダー色の化粧下地
化粧下地の役割は、メイクのノリをよくして崩れを防ぐだけではありません。
肌の色を整えるのも、重要な役割のひとつなんです。
中でも、イエロー、ピンク、ラベンダー色は大事な色となります。
これらは全顔に使える上に様々な肌の悩みをフォローしてくれるんですよ。
中でもラベンダー色は、くすみや透明感のなさという悩みを取り除いてくれる色なんです。 特に年齢を重ねて次第に感じてくるタイプのくすみには効果的です。 では、どうして効果的なのか考えてみましょう。
メイクをした直後の肌は、軽いトラブルなら隠れた状態となります。 ですから肌が綺麗に見えて健康的な様子に感じられるでしょう。 ところが時間がたつにつれて、顔色が冴えなくなってはいませんか。
体の疲れは大したことがないのに、なぜか鏡を覗き込むと疲れたように見えてくることもあります。 ファンデーションの色は合っているはずなのに、なんとなく黒ずんで感じる人もいるでしょう。
これはベースメイクの色が合っていないわけではありません。 くすみが顔に出てしまい、メイクを突き抜けて肌に出てしまっているのです。
軽いくすみであれば、イエローやオレンジが合うと言われています。 ところがイエローを肌に置くと余計にくすみが酷くなる人がいるんです。
肌の色との相性の問題なので、色を変えてあげれば簡単に解決します。 こんな人に合うのが、ラベンダー色の化粧下地なんですよ。 くすみの原因のひとつとして、血液中の赤い成分であるヘモグロビンの減少があります。
赤ちゃんのほっぺたが綺麗な薔薇色をしているのはヘモグロビンの色なんですね。 肌の下を通っている血管から透けてくる色なので、血液中からヘモグロビンが減ってくると顔色に影響します。 ここに赤い色を足してあげれば、顔色はよくなってきます。
さらに若い肌なら自然と持つ透明感を足していこうとすると、ブルーが必要となります。 レッドとブルーを足すことでできる色が、ラベンダー色なんですね。 メーカーによってはパープルと呼んでいます。
ラベンダー色の化粧下地やコントロールカラー、フェイスパウダーを肌に足してあげてください。 くすみを飛ばしてくれる上に、自然な血色を追加する色です。