化粧下地をしないと肌はどうなるのか
特に化粧下地をつけずに、スキンケアから直接ファンデーションにとりかかる人がいます。
下地はしないままでも問題なくメイクを終えられるという意見もありますね。
それでは、化粧下地をしないと肌はどうなるのでしょうか。
下地の有無で最も分かりやすい違いは、ファンデーションのノリでしょう。 下地は肌表面に存在する毛穴や肌理の乱れを目立たなくしてくれます。
これは肌が綺麗に見えるだけの効果ではありません。 全体を滑らかに整えた結果、ファンデーションが肌にフィットするのを助けているのです。
また、メイク崩れを防ぐというのも大事な役割ですね。 皮脂や汗を下地で抑えてくれるため、メイクの持ちがよくなります。 肌を整えた結果ファンデーションが少量でよくなるので、メイク崩れしにくいという面もあります。
ファンデーションだけで肌を綺麗に見せようとすると、厚塗りになりやすいのです。 メイクを始めたばかりの若い人なら、薄塗りでも十分カバーできるかもしれませんね。 ですが、何もかもファンデーションだけで解決するのは次第に難しくなっていきますよ。
肌トラブルだけではありません。 元々の肌の赤みや血色の悪さはメイクで綺麗に見せることが可能です。 ですが、これをファンデーションだけでやろうとすると大変ですよ。 化粧下地なら、軽く塗るだけで肌の印象を変えることができるのです。
長期間で少しずつ違いが出る部分としては、化粧下地の肌への保護作用があります。 メイクはどうしても、肌にとっての異物となります。
毛穴に詰まったまま放置されると、ニキビや吹き出物といった肌トラブルの原因になりますね。 下地があれば、メイクが毛穴に溜まってしまうのを防いでくれます。
化粧下地は、メイクを落とす際にも肌への手助けをしてくれます。 毛穴にメイクが入り込まないために、落としやすいというメリットがあるのです。 クレンジングの手間が少ないほど、肌を傷めずにすみますね。
若い人であれば、下地をしないでも十分にファンデーションは肌にフィットしてくれるかもしれません。 肌のターンオーバーも正常で、使わないときとの差がわからないから不要と思っても仕方ありませんね。 ですが、肌への影響は少しずつ降り積もっていくものなのです。