肌にやさしい石鹸で落ちる化粧下地
化粧下地は、その成分によって落とし方が変わってきます。
下地を使った際には、基本的にはクレンジングと洗顔のダブル洗顔が必要です。
ですが、特に敏感肌用や自然派のコスメにはクレンジング不要で石鹸だけで落ちるものが多いんですよ。
まずは下地の成分の中でも日焼け止め成分をチェックしてください。 紫外線吸収剤が含まれているものは、肌への負担が大きくなります。 クレンジングで完全に落とさなければならないと考えてください。
紫外線散乱剤だけでしたら、石鹸で落とせる製品が多いようです。 それでも例えば酸化チタンなどを直接肌に触れさせないために、シリコンコーティングされているかもしれません。 シリコンは石鹸で落ちないために、要クレンジングとなります。
日焼け止め成分を確認したら、次にシリコンのチェックを行います。 シリコン自体は肌に残ってもさほど影響はありません。 ただし水にも油にも直接は馴染まないので、シリコン配合の製品はクレンジング剤を使用しないと落とせません。
両者とも配合されていなければ、石鹸だけで落ちる化粧下地だと判断できるでしょう。 特に製品の特徴としてダブル洗顔不要と書いてあるものは安心ですね。 ただし、ウォータープルーフのファンデーションを上から塗ったのでは意味がありません。
ウォータープルーフのメイクは、非常に落ちにくく専用のクレンジングが必要な製品すらあります。 下が肌にやさしいものであっても、上から塗るメイクが落ちにくいのであれば無理なのです。
ポイントメイク程度であれば、まずその部分だけをクレンジングしてください。 落とし終わったら、残りの部分は石鹸洗顔で落ちるようになります。 肌への負担を最小限にするためにも、クレンジングの部分使いを覚えておきましょう。
ダブル洗顔が不要であれば、肌に必要な皮脂まで落としてしまう心配がありません。 洗顔だって肌への負担が全くないというわけではありません。 落ちにくく崩れにくい化粧下地ほど、どうしても肌への負担は大きくなります。
肌にやさしいと言われている下地であっても、帰宅したらすぐにクレンジングしましょう。 メイクを全て落としてスキンケアが終了したら、肌の休憩時間となります。 ゆっくり休憩をとることで、翌日以降のメイクに耐えられるよう肌が回復するのです。