意外に短い化粧下地の期限
化粧下地はスキンケアの後に直接肌へ塗っていくものです。
いつまで使っていいのか、期限が気になりませんか。
箱や容器に消費期限が記載されているものであれば、それに従うといいでしょう。
また化粧品は一般的には、未開封で三年以内と言われていますね。
薬事法では、未開封で三年以上品質が保たれるのであれば消費期限の表示義務が不要となります。 特に書かれていないものであれば、この程度は安心と考えていいわけです。 しかしこれは、保管状態がよいという前提になります。
例えば真夏の暑い最中では、普段より化粧品は劣化しやすい状態となります。 室温以下では固まりやすいタイプのクリームは、真冬に何度も固まっては溶けてを繰り返すとよくないですね。
日光に当たるような場所に置いておくのは変質を早める要因です。 可能であれば年中一定温度の下で管理したいところですが、そういうわけにはいきません。 一度開封した化粧下地は話が変わってきます。 開封後一年以内で使い切るようにと言われることが多いですね。
しかし、日本の四季によって様々に変化する気候で一年はむしろ長いと考えたいほどです。 特にクリームやリキッド状の製品であれば、可能なら一シーズンで使い切るのを目安にした方がいいでしょう。
見た目には全く変化を感じなくても、開封した後の化粧品は外気に触れるため酸化が始まります。 酸化が進んだ化粧品に触れるのは肌によくないですね。
それに手や指で触れている内に、化粧品の中に雑菌が入り込みます。 雑菌は目に見えるサイズではないので、あまり気をつける機会が少ないでしょう。 それにどんなに気をつけても、日常環境で雑菌の繁殖を阻止する手段はまずありません。
クリームなどはスパチュラを使い、少しでも繁殖を抑えようとすることは可能です。 しかし毎回の滅菌処理を行うわけではない以上、限界があるのです。 無理に品質を保持しようと苦労するよりは、化粧下地を適度な期間で使い切る方が簡単だし安心ですよ。
パウダータイプの化粧下地であれば、開封後一年から二年が期限だと言われています。 それでも化粧品全般は少しでも新鮮な方が肌のためにはいいのです。 惜しみなく使いきって、新しいものに取り替えるようにしましょう。